Reference 3

どんなヘッドホン(数に限りがあるけど)でもフラットに近づけてくれるプラグインです。

ヘッドホンでもスピーカーでも完全にフラットな物はありません。beatsのヘッドホンは低音をもっこり盛ってたり、ソニーの定番のやつだと思いっきり10kHzを盛ってたりとクセがありますし、「フラット」という言葉はわかってても実際「フラット」は曖昧でどういう音なのか完全に判断出来ないでいました。それがこれのおかげで解決されます。

Reference 3のスピーカー版は同社からも出てるんですが私はARC2を所有してて、それについてはこちらに書いてます。ARC2もフラット化してくれるんですが、スピーカーの場合はヘッドホンと比べるとかなりシビアで、雨や曇りの日だと床や壁が湿気を吸ってしまうからかお天気のように音が曇ってしまいます。ARC2を計測した時が晴れの日だったということもあり、晴れの日にしかエンジニア的な事はやらないと決めてます。Reference 3だとヘッドホンですので天候や湿度をあまり気にせずに作業できるかと思います。


Reference 3云々関係なく ヘッドホンをするときの注意点ですが、まず耳抜きをします。これだけで作業効率が格段にアップします。耳抜きしないままやってしまうと高音がきつくなります。そしてイヤーパッドに耳たぶを全部入れます。耳たぶを入れないと音が漏れてしまい的確にモニタリング出来ません。片耳の耳たぶはイヤーパッドの中、もう片方はイヤーパッドにくっついたままだとそれだけでバランスが崩れてしまってます。あと耳たぶを中に入れることによって圧迫感が軽減され疲れにくくなります。あと、最低でも1時間中10分程度は耳を休憩させましょう。


操作は簡単。マスターの最後に挿し「AVERAGE」と書いてあるとこで自分が所有するヘッドホンを選ぶだけ。対応するヘッドホンはこちら ←こちらに無い場合はマイヘッドホンを送って解析してくれるオプションがあるようです。「AVERAGE」で所有してないヘッドホンをチョイスして特性を見るのもなかなか楽しいですよ。


現在所有してるFocal Spirit ProとAudio-Technica R70xをフラット化して聞き比べました。

Focal Spirit Proは密閉型、Audio-Technica R70xはオープン型なので多少は差は出てきますけどかなり2つの差がなくなりました。というか差を探すのが大変です。


「Simulate」をクリックするとYAMAHAのテンモニと思われるものや、高級オーディオのスピーカーの鳴りをヘッドホンで再現出来たりします。テンモニを試したら「あ〜、これこれ」って感じで100Hz以下がかなりカットされたスカスカな音になりました。


これがあれば、複数ヘッドホンを所有しなくてもいいのかも。解像度が高いヘッドホンを使っておけばいいのかなと思ってみたり。

動作も軽いし、何よりも曖昧であった「フラット」をいとも簡単に再現出来るので、ヘッドホンを使って自分でエンジニアもやる人には必要不可欠なものになると思います。

20日ほど使えるデモがあるので是非試してみてください。

開発者のインタビューはここをクリック


これ、対応してるヘッドホンも含めてみんな所有してるとすごく助かると思うんです。依頼主とこっちとほぼ同じ音で聞いてるので、サウンドチェックでめちゃくちゃ重宝すると思うんです。

立会いではない場合、依頼主の環境でチェックしてもらいます。当然のように同じ環境ではありません。よくある話しなんですが、依頼主のスピーカーやヘッドホンがショボい場合、低音をカバーしきれてないので「低音が足りない」とか言われちゃうんですね。「いや、こちらでは十分出てるので大丈夫ですよ」と伝えても「う〜ん、でもちょっと...」となってしまいます。なので環境の差がぐっと少なくなるReference 3を使えば、そういうやりとりがかなり少なくなると思うんです。時間効率も良くなると思うので一家に一台導入してくれないかなあ...。


追記:これを挿すだけで解像度が若干落ちます。癖を把握して作業することをお勧めします。