【Mastering】DJ SAS(ex.DJ S@S) COOKBOOK 9 ~Beloved Soul Beats~

こちらのマスタリングを担当させていただきました。


DJ SAS (ex.DJ S@S)

COOKBOOK 9 ~Beloved Soul Beats~ 

発売日 2017年10月01


予約&販売

GROPE IN THE DARK

ディスクユニオン

BLACK SMOKER RECORDS


磨き上げられたスキルによって光り輝く90年代USのHIPHOP/R&B!DJ SASの真骨頂、COOKBOOKシリーズ最新作!BLACKSMOKERよりリリース!

近年、90年代のUSのHIPHOPやR&Bを中心にセレクトしたMIXが大量にSOUNDCLOUDにアップされ、CDとしてもリリースされている。そういった近年のMIXのなかでこの『CookBook page #9』は、そのオリジナリティにおいて際立っている。DJ SASの磨き上げられたスキルによって90年代のUSのラップや R&Bがさらに光り輝き、耳を刺激してくれる。それはそうだ。

NAKED ARTZのDJであるSASはかつて、自身が立ち上げたUndaprop Wreckordzというレーベルから「CookBook」という知る人ぞ知るミックス・テープ・シリーズをリリースしていた。昨年、なんと17年ぶりにその続編『CookBook page #8』を、代表を務めるセレクトショップ「GROPEIN THE DARK」の20周年を記念してblacksmokerから発表した。

本作はそのシリーズの最新作である。選曲は90年代のラップや R&Bをメインにしているものの、そこだけに限定されていない。クラシックもあるし、マニアを唸らせる曲もある。さらに、その卓越したスキルを活かしたスムースなミックスは言うまでもなく、メロディ、ビート(リズム)、コードの組み合わせの心地良さで聴かせていく妙技も素晴らしい。聴き慣れたはずの曲がこんなに新鮮に聴こえるなんて、なかなか経験できることではない。(二木信)

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" DJ SAS氏の前作がBSR MIX CDシリーズ中1番モテるMIXだったんですが今回は

更にモテる!!と断言 " 光(BLAST HEAD)

time:79:12

artwork:Kosuke Kawamura

mastering:DJ Oni

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90年代、レコードショップ「CISCO」のHipHopバイヤー、そしてラップグループ「Naked Artz」のDJも務めるその傍ら1996年から自身の立ち上げたレーベル、Undaprop WreckordzからリリースされたCookbookシリーズは当時のMix Tape時代の中でも記録的セールスを生み出した。現在は今年20周年を迎える老舗HipHopセレクトショップ「GROPE IN THE DARK」の代表を勤め、自身がデザインするStillasは、長きにわたり90年代フリークからのリピーターが多く、またその斬新なデザインから新世代からの支持も熱い。http://www.gropeinthedark.com



普段、ささぼんと呼んでるんですけど、凄い方なんですよね(笑) 

前回のサンプルを聴いたときに(予算の問題で全曲一括マスタリングだろうな、でももっとリッチに仕上げることが出来るよな)とずっと思ってて、今回は自分にやらせてと半ば強制的にお願いしました。

やらせてと言ったものの曲数が半端なく、この曲数をちぎるだけで軽く予算オーバーになったんですけど自分からお願いした手前引くに引けず(笑) クイックミックスの名手だというのをすっかり忘れてました。(実際収録されてる曲数はも収録トラック数よりももちょっと多いらしいです)


マスタリング

預かったデータに既にリミッターかかりまくってました(笑)聞いていただけるとわかると思うんですけど、これを録りなおすのは至難の業です。最終的にほかのヒップホップのミックスCDみたいに音圧あげるからこれで良いかってことでそのデータを使ってます。

指定してもらった位置でちぎっていきました。46トラックだっけかな?ひたすらちぎり倒しました。

全曲パンを見直しました。今回はすべての曲が左に寄ってました。寄ってしまう原因はミキサーの癖だったりオーディオインターフェイスの癖だったり。アナログレコードの場合は針も原因だったりします。全曲均等に左に寄ってるわけではないので1曲ずつ微調整しました。

そのあと、音圧で揃えていきました。音量ではなく音圧です。音圧が正解なわけでもないのでそこはケースバイケースで揃えていきました。前の曲のボーカルの音量と次の曲のボーカルの音量で揃えたところもあります。

こういうミックスCDでよくありがちなんですけど、一括で全曲マスタリングしたものを聴いた時に、前の曲は普通に聞けたのに次の曲が急に音がでかくなったので音量を下げたとかそういう経験があると思うんですけど、そういうのを避けたかったので、こういう手間をかけました。

このあと、全曲一括マスタリングしました。リスニング向けなのでMS処理でSの低音をMよりカットしたり、Sの高域をMより若干ブーストしたりしました。

既にリミッターがかかってたのでコンプでMS処理する時、Mは据え置きでSだけ若干持ち上げました。

特にクラブミュージックはキックやベースに限らず音が中央に寄ってたりするので、サイドに余裕があります。そのサイドを若干持ち上げたりするだけで、がっつり音圧がかかったような迫力が出ます。ただ、これはリスニング向けの手法だと思ってて、実際クラブでかかるような曲にMS処理しまくってSを持ち上げすぎるとうるさくて鬱陶しいだけだと思います。曲によりけりでしょうけど。

と、こんな感じでマスタリングしました。

マスタリングしてる最中は(よくこんなパンパン曲変えれるなー、、、しかも流れも崩さないし凄すぎる)と思いながら作業してました。